研究の目的
内視鏡での胃がん検診は、日本ではがんで亡くなる方のうち、胃がんは、男性の第2位、女性の第4位をしめています。かつては胃がんが第1位でしたが、いまでは胃がんで亡くなる方は減少傾向にあります。それでも、いまだに毎年13万人もの方が胃がんにかかっていることから、決して軽視できるものではありません。
胃がんで亡くなる方を減らすために、昭和30年代からX線(バリウム)による胃がん検診が始まり、全国に広まりました。これまで行われた国内外の研究で、X線検診を受けることによって、胃がんで死亡するリスクが確実に減少することがわかっています。一方で、最近はX線だけではなく、内視鏡(胃カメラ)による検診も行われるようになってきています。
新潟市では、平成15年度から住民検診に内視鏡が取り入れられ、X線とどちらかを選べるようになりました。新潟市の研究をはじめ国内の研究や韓国の研究で、内視鏡検診を受けることで、胃がんで死亡するリスクが減る可能性があることが証明されましたが、さらにしっかりと証拠をかためる必要があります。
そこで、新潟市で住民検診として行っている内視鏡検診によって確かに胃がんの死亡率が下がるかどうか、さらに研究を進めることになりました。
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